ギャラリーに戻る
越後湯沢 1941年

作品鑑賞

この浮世絵版画は、そびえ立つ雪に覆われた山々の麓に広がる静かな田舎の村の風景を描いています。木の質感が丁寧に表現された伝統的な家屋が並び、まだ雪の残る屋根が季節の寒さを感じさせます。家々の間を一人の人物が歩み、静寂な朝の中にさりげない生活感を与えています。落ち着いた茶色や青色を基調とした柔らかな色彩は、白い雪と澄んだ空と美しく調和し、穏やかな朝の静けさを感じさせます。

木版画特有の重ね摺りの技術が細部の建築や自然描写に生かされており、構図は堅牢な家屋と雄大な山の背景のバランスが絶妙です。見る者は、冷んやりとした山の空気や村の目覚めの音までも想像できるでしょう。この作品は20世紀初頭の日本の山村の風景と、そこに息づく静かな生活の感情を切り取ったものです。

越後湯沢 1941年

川瀬 巴水

カテゴリー:

制作年:

1941

いいね:

1

サイズ:

3940 × 2668 px

ダウンロード:

関連作品

旅行札記Ⅲ(大阪高津 1924年)
木曾の須原 - 日本風景集
旅行札記Ⅱ 佐渡 西三川坂 1921
関西シリーズ 讃州善通寺 1937年
塩原新湯の朝 - 1946年
旅行札記Ⅱ 浜小屋(越中氷見) 1921
旅行札記Ⅲ(旅みやげ第三集)木曽川 蓬莱岩 1928
上野東照宮の春の夜
日本風景選集 平泉 中尊寺 金色堂(1935年)