ギャラリーに戻る
旅行札記Ⅱ 越後のうら浜

作品鑑賞

この木版画は、二隻の小舟が激しく砕ける波と雄大な緑の岩壁に囲まれた荒波に挑む場面を巧みに捉えています。鮮やかな青の波は流れるような線で描かれ、その荒々しい動きを見事に表現。岩場の深い緑と対照的に、波の白い飛沫が画面に劇的なアクセントを加えています。人物は最小限の描写で、自然の巨大さと圧倒的な力を強調。全体の構図はシンプルながら力強く、自然と人間の闘いが感じられます。この作品は伝統的な浮世絵の技法を基にしつつ、繊細なグラデーションやテクスチャーで深みを持たせ、詩的な雰囲気を創出。自然の厳しさの中での人間の一瞬の営みが力強く映し出されています。

旅行札記Ⅱ 越後のうら浜

川瀬 巴水

カテゴリー:

制作年:

1921

いいね:

0

サイズ:

4000 × 2702 px

ダウンロード:

関連作品

旅行札記Ⅰ(旅みやげ第一集)しほ原 雄飛瀑布 1920
春の雪 京都清水寺
東京十二題 浅草駒形河岸 1919
西伊豆三保の浜 1937年
春日の金刀橋 1947年
旅行札記Ⅱ さぬきの高松城 1921
旅行札記Ⅲ(旅みやげ第三集) 飛騨中山七里道 1924年
東京十二題 冬の月(戸山の原)
旅行札記Ⅱ 佐渡小木港 雪の明ぼの
天草より雲仙岳を望む