ギャラリーに戻る
青森県蟹田 1933年

作品鑑賞

この静かな木版画は、鮮やかな虹がかかる空の下に広がる小さな漁村の様子を描いています。虹が村の屋根や船のマストの上を優雅に弧を描きながら渡り、その流れに目を誘います。木造の家々は丁寧に描かれており、年月を重ねた風合いが感じられます。狭い道を行き交う小さな人物たちが、静かな生活の温かさとスケール感をもたらしています。

全体の配色は落ち着いたアースカラーで彩られていますが、虹の鮮やかな色彩がアクセントとなり、静寂の中に鮮烈さを添えています。空の青や緑の山々の繊細なグラデーションが穏やかな雰囲気を醸し出し、虹と雲が溶け合う景色は儚く美しい自然の一瞬を感じさせます。伝統的な浮世絵の技法が生かされ、日常と非日常が共存する美を見事に捉えています。

青森県蟹田 1933年

川瀬 巴水

カテゴリー:

制作年:

1933

いいね:

0

サイズ:

4413 × 6441 px

ダウンロード:

関連作品

旅行札記Ⅰ(旅みやげ第一集) 仙台山寺 1919年
野火止平林寺 1952年
肥前加部島の風景 1922年
前橋敷島河原 1942年
日本風景集 京都 大極殿 1922
朝鮮風景集 智異山泉隠寺
旅行札記Ⅱ 浜小屋(越中氷見) 1921
旅行札記Ⅲ(旅みやげ第三集)木曽川 蓬莱岩 1928
旅行札記Ⅲ(旅みやげ第三集)『周防 錦帯橋 1924年