ギャラリーに戻る
旅行札記Ⅰ(旅みやげ第一集)石積む舟 (房州) 1920

作品鑑賞

この作品は、伝統的な日本の木造船が岩だらけの海岸に停泊している様子を、黄昏の柔らかな光の中で描いています。静かな水面は空の澄んだ青色を映し出し、地平線に近づくにつれて優しい桜色へと変わっていきます。帆を畳む一人の人物と、狭い木の橋を渡る別の人物が、自然との穏やかな交流を示しています。細やかなグラデーションと繊細な線描は、川瀬巴水の特徴的な新版画技法を表し、西洋の写実主義と日本の伝統美術の融合を感じさせます。

旅行札記Ⅰ(旅みやげ第一集)石積む舟 (房州) 1920

川瀬 巴水

カテゴリー:

制作年:

1920

いいね:

0

サイズ:

3646 × 5718 px

ダウンロード:

関連作品

旅行札記Ⅱ 佐渡 小木の港
宇治 平等院 鳳凰堂
朝鮮風景集 扶余落花岩 1939年
上野東照宮の春の夜
日本風景集 唐津(米蔵跡) 1922
旅行札記Ⅰ(旅みやげ第一集)しほ原 雄飛瀑布 1920
日本風景集 仙台青葉城 1933年
東京二十景 神田明神境内 1926年